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作並名所ガイド JR仙山線 愛子駅

縁起の良い駅

“降って湧いたよう……”とは、
まさにこういうことをいうのだろう。

去る12月7日、めでたく命名発表となった皇太子ご夫妻のお子さま、敬宮愛子さまと、名前の漢字が同じであることから一躍有名になったJR仙山線「愛子(あやし)駅」。

地名ともども、近くにある「子愛(こあやし)観音」にちなんだもので、実はこの観音さま、安産を守護するというなんとも縁起のよい由来の持ち主。
これまた奇遇としかいいようがない。

発表当日、地元の反応は早かった。
ニュースが流れたとたん、記念に入場券を買い求める人が集まり、やがて長蛇の列。
なかには10枚以上をまとめて買う人もいて、ふだんは一日平均0.5枚しか売れなかった入場券が、この日の窓口販売だけで約400枚、1週間でなんと4万2000枚の売り上げを記録した。

このブームにあやかり、ユニークな買い方をする人もいる。
「愛子〜天童駅」「愛子〜国見駅」「愛子〜羽前千歳駅」、
それぞれ「天のわらべ」「国を見る」「千歳まで」の意とか。

ブームはまだ当分続きそうで、駅員さんらは相変わらずの嬉しい悲鳴だ。

「でも、全国的に有名になったのは嬉しいですね。
愛子さまの健やかな成長をお祈りします」と黒田善祐駅長(当時)さん。

ちなみに、この駅の開業は昭和4年9月。
周囲の風景はここ数年で変わりつつあるものの、駅舎は開業当時の規模そのまま。

ローカル線ならではの味わいは今なお健在だ。

愛子駅では入場券を買い求めるお客さんのために特設売り場を開設。お客さんが途切れると、駅員さんもほっと一息。この駅はJR仙台駅から7つ目、約20分の道のりだ。山形駅まで情緒豊かな風景が続く。

広瀬川の支流、大倉川の源流近くにある西方寺の五重塔。建立は1988年。青森ヒバの白木造りが雪景色に映える。

冬の西方時境内には凛とした空気が張りつめている。


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