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- vol.09 バーボンの樽出し原酒 〜ブッカーズ〜
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「うまいバーボンウイスキーのためなら、歳月と情熱を惜しまない」が口癖であった、ジム・ビーム創業者ジェイコブ・ビーム。彼の強い信念は、ニッカウヰスキー創業者竹鶴政孝に通じるものがあります。1785年にケンタッキーへやってきたジェイコブは3年後ウイスキーづくりを始め、第1号ウイスキーが世に出たのは1795年。その素晴らしい味わいは賞賛を浴び一世を風靡しましたが、やがて禁酒法のあおりを受けウイスキーづくりは頓挫。しかし代々受け継いできた家宝のイースト菌を友人に預けて保管し、再開のときを待ったのでした。そして 1933年、ビーム家4代目ジェームス・B・ビームの時代にケンタッキー州ブリット郡クレアモントに蒸溜所を移転し、1940年に「ジム・ビーム」を発売しました。
同一の家系でウイスキーづくりを続けてきたジム・ビームの6代目が、ブッカー・ノウ。体重140キロという巨体に、バーボンの香味を吟味する鋭い嗅覚と味覚をもったマスター・ディスティラー・エミリタスは樽出しバーボン「ブッカーズ」を生み出しました。
「ブッカーズ」は蒸溜所のウェアハウスに眠る樽の中から、ブッカー・ノウ自らが6〜8年間熟成させた原酒から最高の状態のものだけを吟味して、そのまま瓶詰めしたもの。樽ごとに味わいの個性が異なるウイスキーといえばニッカのシングルカスク余市がありますが、バーボンといえば「ブッカーズ」。今宵封を切る一期一会のバーボンはどんな酔いをもたらしてくれるでしょう。

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