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- vol.12 日本最長貯蔵のウイスキー 〜竹鶴35年〜
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無色透明の蒸溜液が歳月を費やして琥珀色になり、豊かな香味を湛えたウイスキーになっていく工程を熟成といいます。樽の材質や大きさ、貯蔵庫内での貯蔵される場所や積み上げる段数、周囲の湿度や温度…。熟成には様々な要素が複雑に絡み合っています。貯蔵庫で眠る樽は新しいものから歳月が染み込んだかのような古いものまであり、中には数十年もの眠りについているものもあります。
8年、12年、17年、そして35年、若くして熟成するタイプのウイスキーは、溌剌とした香味を、ゆっくりと熟成するウイスキーにはどっしりと重厚な香味を持ちますが、大切なのは樽の最適熟成年数を見極める事だといえるでしょう。
「ニッカ竹鶴35年」は35年以上、熟成の眠りについていた希少なモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたもので、ブレンデッドウイスキーとしては国産最長貯蔵。ちなみに今から35年前、1967年はカフェグレーン1号機に次いで、2号機が完成した年でもありました。ニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝は「余市工場の非常にいい品質のモルトウイスキーを厳選し、これに良いカフェグレーンをブレンドして立派な品質のウイスキーをつくるのだ」と、熱く語ったのでした。
長期熟成に由来する華やかな香りと味わい、洗練されたブレンド。味わうごとに竹鶴政孝の情熱が甦ってくるようです。

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