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- vol.15 穏やかな自然の味わい 〜シングルモルト仙台12年〜
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ニッカウヰスキー創始者竹鶴政孝は「2ヵ所以上の違った土地でできるウイスキーをブレンドすることが理想である」と考えていました。昭和42年、当時北海道(余市蒸溜所)工場長であった竹鶴威(現・ニッカウヰスキー相談役)は余市に続く蒸溜所予定地を探し求め、ある日偶然発見したのが仙台の広瀬川と新川(にっかわ)川の合流点に広がる荒地でした。威に伴われてこの地にやってきた政孝は新川川の川原へ行き、グラスに入れたウイスキーを川の水で割って飲むと、こう言ったのです。「実に素晴らしい水だ。ここに決めよう!」。
他にも候補地がいくつかあったにもかかわらず、政孝はひと目惚れでもしたかのように「ここが良いのだ」と言って、決して他の地を見ようとはしなかったのでした。新川川は雪解け水が地表面を流れて出来ているためミネラル分が少なく、ウイスキー本来の味わいを素直に引き立ててくれる、清冽でウイスキーづくりに理想的なものでした。政孝の脳裏には、すでに緑に囲まれたレンガ造りの建物が描かれていたかもしれません。
「仙台12年」は宮城峡蒸溜所のスチーム型ポットスチルで蒸溜して樽詰めし、穏やかな北の自然の中で12年以上の年月をかけて熟成。長期熟成モルト原酒の中から、バランスよく熟成したリメード樽貯蔵モルト原酒を主体にヴァッティング*したシングルモルトウイスキー。フルーティーで華やか、気品のあるやさしい香りとやわらかな口当たり。フィニッシュはややドライな印象が特徴です。
*ヴァッティング・・・・モルトウイスキー同士を混ぜ合わせること。

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