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vol.28 存在感のある脇役 〜ブラックニッカスペシャル〜

Extremely talkative flavor

ヒゲのウイスキーとしてお馴染みの「ブラックニッカスペシャル」は、昭和 40年生まれ。当時は新ブラックニッカという名称で、新聞広告には「ニッカがやりとげました!」の文字が躍り1000円で買える最高級ウイスキーとして注目を集めました。程よいヘビー感とスッキリとした絶妙な味わいの秘密はブレンドに使用されたグレーンウイスキーにありました。
 グレーンウイスキーを蒸溜するカフェ式蒸溜機は1830年にスコットランドのイーニアス・カフェ氏によって発明されたもので、現在ではスコットランドでもほとんど使われていない伝統的な蒸溜機です。この蒸溜機の特徴は雑味を完全に除去できない反面、ほどよく甘みや香味成分を残したウイスキーをつくることができる事です。しかし、グレーンウイスキーだけでは個性が弱く、一人前のウイスキーと認められることはありませんでした。そんなときモルトウイスキーと混ぜ合わせる=ブレンドすることで、ウイスキーの味わいに深みが増し、更には飲みやすくなる事が判り、ブレンデッドウイスキーの製造に欠かせない存在となったのです。そのことを英国留学で学んでいたニッカウヰスキー創業者竹鶴政孝はいち早くカフェ式蒸溜機を導入(1963年)。「グレーンウイスキーをブレンドしたウイスキー」ということをアピールした新ブラックニッカが誕生したのです。当時はカフェ式蒸溜機の存在そのものがセンセーショナルでしたが、今ではブレンデッドウイスキーに欠かせないグレーンウイスキーの生みの親として大活躍しています。
 ブレンデッドウイスキーの魅力を最大限に表現した「ブラックニッカスペシャル」。日本中をあっと言わせたヒゲのウイスキーは程よく饒舌。話し相手が欲しい晩に、いかがですか?

 ホームウイスキーの代表格ブラックニッカは、カフェ式蒸溜機でつくられたグレーンウイスキーをブレンドした元祖。今ではスコットランドでもあまり見かけなくなったカフェ式蒸溜機の製法にこだわったブラックニッカ。ほどよくヘビーでスッキリとした香りが特徴です。

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