余市蒸留所写真 余市蒸留所写真

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第91話

第91話

冬季オリンピック

バンクーバーでの第21回オリンピック冬季競技大会が大盛況である。オリンピックが開催されるたびに思い出されるのが第11回冬季オリンピック札幌大会である。ニッカウヰスキーの社員であった笠谷幸生選手が、見事金メダルの栄冠に輝いたのだ。

昭和47年のニッカ社内報では政孝親父が「私が28年前に余市にいたとき、桜カ岡にシャンツェをつくって余市町に寄贈したことがあったが、丁度その年に笠谷君が生まれているのも奇しき縁というべきであろう。君はラッキーだというが、しかし、今回の優勝は日頃の精進と努力の結果以外の何物でもない。この不屈の精神はスキーのみならず仕事の上においても大切なことであり、金メダルの価値を人生においても価値あらしめるように努力してもらいたいと思う」と喜びの声を記していた。

余市では町内会有志の方々によって笠谷選手や、共に大会に参加した藤沢両選手を讃えようということで大きなパレードが行われた。花飾りをしたトラックがオープンカー代わり。「祝優勝笠谷選手」「ごくろうさま藤沢選手」と書かれたアーチや垂れ幕があちこちに掲げられた。
パレードは両選手の母校である余市高校のブラスバンドを先頭に、約2時間にわたって町内を巡った。メダルを獲得するというのは大変名誉なことであり、その陰には想像を絶する忍耐と努力があるものだ。

しかしメダルには届かなかった選手たちもまた、並々ならぬ努力を重ねて大会に臨んでいるのである。私はすべての選手たちに拍手を送りたい気持ちだ。

さて、世間はオリンピックの応援で賑わっているが、2月は何かと慌ただしい月であった。「竹鶴ゼミナール」なるものを開いているのだが、これに加えて恒例のロータリークラブ、ハンドレッドクラブその他会合で外出することが多かった。そもそもゼミナールというのは大学などで教授の指導下で学生が討論や発表を行うものだが、施設名になっていることもある。

ゼミナール=seminarの語源はラテン語のseminariumで、「苗床」や「養成所」を意味する言葉であったらしい。養成所、などと言われると大変高尚な印象を受けるであろうが、竹鶴ゼミナールはニッカのウイスキーを味わいながらカラオケを楽しむ会である。

他にも「竹鶴を愛でる会」「ニッカ純潔の会」などがあるが、「○○会」「△△クラブ」と名付けるとさまざまな業種の老若男女が集まるから面白い。ただ漠然と“集まれ”と言ってもなかなかまとまった人数が集まることはないが「○○会」「△△クラブ」の場合は気軽に参加できる感じがするのであろう。いろいろな人と情報交換をしたり、賑やかに飲みたいと思われたら、「○○会」なるものを立ち上げてみられるといいかもしれない。

先日、ロータリークラブのメンバーから「この記事、ご覧になりましたか」と、ある新聞のコピーを渡された。THEWALLSTREETJOURNALASIAである。

一番上のJapan'sHigh-EndDistillersAretheToastofWhiskyWorldの隣には竹鶴21年の写真が掲載されている。内容はパリの酒店にかなりのスペースをとって陳列されているニッカの商品と余市蒸溜所、「ウイスキーマガジン・ライヴ!」の写真と共にニッカウヰスキーの歴史とニッカが世界一の栄冠に輝いた話が綴られていた。

私は初めてその記事を目にしたのだが、いろいろな情報が思わぬところから入ってくるものである。本音を言えば、日本の新聞でも、もっとたくさん取り上げていただけたら嬉しいと思うのだが。とはいえ、金メダル同様、賞を獲る、獲らないに関わらず素晴らしい品質のウイスキーをつくり続ける努力が、何より大切なのである。