こんにちは、余市太郎様。
ニッカウィスキーでのカラメル添加についてはあまり気にして飲んだことが無いのでわかりませんが、カラメル添加の是非について少し。
まず、カラメルの添加は本場のスコッチウィスキー法においては認められているということを知って置いてください。スコッチウィスキー法では、「大麦麦芽を使って発酵・蒸留し、オークの古樽で3年以上熟成し、アルコール度数40%以上で瓶詰めしたものをスコッチウィスキーとする。瓶詰めする際は水とカラメルのみ添加しても良い。」といった内容になっています。樽の種類、熟成年数などによってウィスキーの色は変わりますが、色そのものは味には関係ありませんので、わざわざ着色する必要も無いと思います。
しかし、ウィスキーは嗜好品ですから美味しそうな色のいうのもありでしょう。特に、ブレンドなんかは同じ味を出すためにバッチごとに処方が微妙に変わります。それが色にも影響します。同じ銘柄で色が違うのはあまり良くないのでカラメルで色付けをする。こういった場合、カラメルによる色づけは意味があると思います。そしてこれはブレンドの安い高いには関係なく行われています。また、ブレンドだけではないでしょうが、味に影響しない程度の色づけは良いんじゃないでしょうか。但し、シングルモルトやカスクの場合、色によって使われた樽を判断したりしますので逆にカラーリングはしてほしくないのも確かです。
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